BizteX株式会社
アインシュタインに憧れた少年が「大学中退」を経て、BizteX社CTOになるまで

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憧れはアインシュタイン、目指すは物理学者だったはずが、プログラミングの面白さを知ったことでエンジニアになったと語る袖山剛氏。大企業向けグループウェアパッケージを開発・販売するアリエル・ネットワークで顧客向け開発部門のトップ&プロジェクトマネージャーとして活躍した彼がBizteXに入社したのは、ひとえにRPAと会社に魅力と将来性を感じたからだという。

KNOCKS編集部より

2018/05/08
  • 袖山 剛SODEYAMA TSUYOSHI
    BizteX株式会社
    取締役CTO

    伊藤忠テクノソリューションズで3年、アリエル・ネットワークで顧客向け開発部門の立上げ、売上の半分を占めるまで事業を成長。スタートアップの手伝いを経て退職しBizteXでは共同創業としてプロダクトをゼロから開発。飲む事が好き。

嶋田光敏代表の第一印象は「爽やかなサッカー少年」

嶋田さんとの出会いを教えてください。

前前職がアリエル・ネットワーク(現ワークスアプリケーションズ)という会社なのですが、アリエル創業メンバーでBizteXアドバイザーの岩田真一さんが、投資家と起業家をマッチングする会合を開いて、そこで嶋田と出会ったんです。BizteXはアリエル創業メンバーの大谷弘喜さんに声を掛けていたのですが、大谷さんは別のところに行くことが決まっていたので、それで僕に話が来ました。1度話を聞いてみようかなと思ったのがきっかけです。

嶋田さんの第一印象って、どんな感じでしたか?

ものすごく爽やかなサッカー少年みたいな感じでした。見た目は若い印象だったけど、ゼロから立ち上げたアイデアについて聞いてみると、情熱と計画性がすごいと思いました。

実は僕、自分の会社を立ち上げていたんですよ。ワークスアプリケーションズをやめてから、いわゆる個人の受諾会社をはじめたんです。だから最初はBizteXにジョインする気は全然なくて、仕事は受託しようかと思っていた。エンジニアがいない状態だったので開発を私が受けようかと思っていたけど、嶋田の人柄や事業内容にどんどん惹かれた。RPAの領域は伸びているし、仕事も面白かったので、一緒にやりたいと。

エンジニアとして感じる「RPAの面白さ」って何ですか?

これまでのRPAはオンプレミス(自社運用)型で、顧客のシステムにRPAをインストールするものだったんです。内部作業を自動化する仕組みなんですけど、うちがやっているのはクラウド型で、国内にはまだなかった。だから、それに対するチャレンジ性に、まず引き付けられました。アイデアベースで技術を考えないといけなかったところが、まず面白かったですね。

アインシュタインに憧れて「物理学者」を目指していた

子どものころ、憧れていた人はいますか?

圧倒的に尊敬する人はアインシュタインでした。小学生のときか中1ぐらいだったかは忘れましたけど、NHKスペシャルでアインシュタイン特集をやってたんですよ。それがすごく衝撃的でした。アインシュタインの思考実験を映像で見せる内容で、たとえば光と同じ速さで走ったら時間は一体どうなるのかを、ビジュアルで表現しながら解説するのがすごく面白かった。ウラシマ効果がどういう仕組みなのかがよくわかったんですよ。あと、当時は、父が買った講談社ブルーバックスが家にあったので、それを読むのが楽しみでしたね。

将来の夢は何だったんですか?

数学が得意だったので、物理学者を目指してました。ずっと数学と物理が好き、高校時代は受験勉強をしながら、いろいろな大学レベルの数学や物理の教科書を読んで「もう物理学者になるしかないかな」と。この世の真理を探求するのが好きだったんです。世の中がどういう仕組みでできていて、たとえば素粒子、物質の一番小さい構成単位がどう存在してどういう法則で動いていて、それで宇宙がどうできているのか、といったことにすごく興味があった。それで物理学者になりたい、と。

まったく違う道に進んだのはなぜですか?

実は、大学を中退しているんですよ。4年のときなんですけど、色々な事情があってやめました。早稲田大の理工学部応用物理学科に通っていたんですが、物理学を諦めるのは断腸の思いで、まだ大学生でしたけど第二の人生を歩む覚悟のような感覚でした(笑)。授業の一環でプログラミングをやっていました。1年生でやりはじめてから「すごく面白いな」と思っていたので、正直成り行きでこっち方面で食っていこうかなとか思うようになったんです。

大学をやめてからを、教えてください。

やめたあとはバイトをしていました。それと並行して、IT系のスクールに通ったりとかしていたんですけど、1年経たないうちから CRCソリューションズという、 今の伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)に入社しました。ちなみにバイトは、Sunマイクロシステムズのワークステーションを売っている、秋葉原のハードウェア屋の店員でした。

家に引きこもって勉強している時期があった

CTCではどんな仕事を?

いわゆるネットワークエンジニアです。ネットワーク周りのセットアップや営業支援や、簡単なネットワークのスクリプトを書いたりしていました。約3年弱いて、そのあとはルーターのファームウェアを作る会社に半年弱ぐらいいました。

そこからアリエル・ネットワークに行ったんですね。

実は辞めてから1年ぐらい、家に引きこもって個人的に勉強しているんですよ。会社をやめた理由は、技術力が足りないなと痛感したからです。大学は物理系だったので、体系的にコンピューターサイエンスを勉強していたわけではなかった。だからもっと勉強したいと。とはいえ別の大学は通う時間とお金がないと思ったので、自分で情報学科でやるような本を一通り買い、体系的に勉強したり、好きな分野のプログラミングをしたり、ネットで情報収集したりして、勉強していました。1年くらいの間はまったく仕事をしていないんです。1人暮らしだったので、貯金で家賃を払いながらの引きこもりです。

もともと真理を知りたい気持ちもあったので、中途半端に表層だけ学ぶのは嫌だったんです。すべての土台からしっかり知りたいなと思ったので、その1年間で自分のオリジナルカーネルというか、本当に基礎の基礎を築きました。

基礎固めができたから、社会復帰したんですか?

いや、貯金がなくなったから働くかって感じです(笑)。大学の友達がアリエルにいて、どうしようかなと思ったときにそいつに声をかけてみたら、やっていることが面白かったっていうのもあり、ちょっと話を聞いてみようかと訪ねたら、トントン拍子に採用された感じです。

本気で勉強したら、世の中に通用する自信はありましたか?

それはありました。根本的に自信があったから、社会に戻ってから仕事はいくらでもいけると。1カ月いくらお金を使うかがわかっていたので、貯金があとどのぐらいで尽きるもわかるんですよ。それが不安材料だったんですけど、「あと何カ月しかない」ではなく「あと何カ月は大丈夫」と思うようにしていました。

エンジニアってそういう1人で集中する期間も重要なんですね。

そうですね。1年間ぐらい集中して勉強したら、相当鍛えられるでしょうね。だから期間を決めて引きこもるのは推奨します。3年ぐらいだと社会復帰が難しくなるから、1年程度にしておけばいいんじゃないかな。

炎上しても命までは取られない

アリエル・ネットワーク時代、面白かったことを教えてください。

まず、グループウェアからフレームワークを開発していたんです。まだ作りはじめたばかりの開発フレームワークをクライアントに提供するためのソフトウェア作りが、すごく面白かったですね。

ずばり、アリエルの退社理由は?

結果的に10年ぐらいいましたが、2年目ぐらいで開発兼マネージャーになったんです。それでマネジメントみたいなことをひと通りやった達成感が、入社5年目ぐらいからありました。それ以来「違うことをやりたい」と思うようになったんです。でもそのころ、炎上案件がいくつかあったんです。当然、途中で抜けるわけにはいかなかったので、一区切りついたタイミングでやめました。

結構、炎上案件が好きです。最終的に問題を解決して価値を提供するというのを経験したことで成長できたし、「自分、炎上案件向いてるな」と気づいたんです。

記憶に残る炎上案件を教えてください。

ある企業なんですけど、担当だけでは到底終息できないということで、当時マネージャーだった僕がクライアントのところにいったんです。先方は、部長さんが対応したんですけど、5分ぐらいで「話にならないから帰って」と言われた。こちらが提供しようとしていた機能が提供できなかったのが理由です。「 話が違うじゃないか」という感じではじまって、「あんた何しに来たの?」みたいなリアクションだったんですが、これはやるしかないなと。その後1〜2カ月ぐらい、クライアントに張り付きました。

どうやって収めたんですか?

ひとえにチームの力ですね。炎上案件って個人の力だけではどうしようもない。いかにしてチームの力を引き上げて全員で解決に向かうかが、非常に大事なんです。課題を一つ一つピックアップして、スケジューリングして、マネージャーの僕が全面的に矢面に立って、その裏で作業を進められる体制作りをすること。クライアントの要求もどんどんあがってくるので、全部飲み込まないで調整しながらやることで、最終的に納得していただけました。

炎上をおそれないコツを、ぜひ知りたいです。

まずは絶対に収めるという覚悟です。そして「何を言われても死ぬわけじゃないし」って、腹をくくることです。炎上しても命まで取られるわけではないし、炎上は成長できる機会でもあるので、逃げずにガシガシ向かっていくことですね。

RPAやAI技術が進歩しても、人の仕事は残る

現在の仕事内容を教えてください。

僕の役割は何でもやる人。まずはゼロからBizteX cobitを開発して、あとはサポートと営業支援もやってます。

スタートアップは初めてですけど、すごく楽しいですね。RPAシステムをゼロから作って売っているわけですが、昨年11月に初受注したんですけど、初めて売れたときは嬉しくて嬉しくて。みんなで議論しながら作ったものが売れたときの達成感ってすごい。クライアントに価値を提供したというか、自分たちが作ったものによってクライアントのビジネスから無駄を省くことができたのは、何よりも大きな喜びです。

技術が進歩すると、人間の仕事が奪われるのではという意見もありますよね。

というより、役割がどんどん変わっていると思います。単純作業がなくなることで、人間はより生産性の高い仕事をするようになるものです。産業革命のときも、人の仕事が機械に奪われるのではないかという議論があったと思うんですが、結局、新しい仕事がどんどん生み出されていきましたよね。

なのでRPAやAIが進化したとしても、人間がやるべきことは新たに生まれていくと思います。cobitもそうあるべきだと思っています。ただ単に作業を置き換えるのではなく、作業時間が減った代わりに、自分が大事にしていることや楽しいと思えることをしてもらえるツールに育てていきたい。

BizteXでこれから挑戦したいことを教えてください。

テクノロジー的なことでいうと、機械学習です。個人としても昨年、結構勉強したのですが、まだ完全にプロダクトに活かしきれていません。だからまずはそこをやりたい。

あとは今年中に、BizteX cobitの多言語化をしたいと考えています。クラウド型のサービスなので、グローバルにすぐに対応できるんですよ。多言語化してサポート体制を構築した上で、今期末にはグローバル展開できたらいいなと考えてます。日本だけではなく、世界中で、単純作業は機械に任せて生産性をあげるというムーブメントを作りたいですね。

どういう人と一緒に働きたいですか?

ビジョンが合う人です。Biztexのビジョンには一番に「テクノロジーで働き方を変えていきたい」というのがあります。次は「テクノロジーを使って顧客の生産性を増していきたい」なのですが、そこに共感できるかどうか。大企業のように資本が潤沢ではないので、気を抜いてるとすぐに会社が傾く。だからバリバリやれることが、まず大前提ですね。

あとは個人力というか、個人のスキルでクライアントを繋いで価値を提供できる人です。ゼロから作り上げて、個人の力でシナジー効果を生み出そうとする人が、スタートアップには向いていると思います。

あなたも袖山 剛さんに
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読者から届いた質問

数学って、どうやったら好きになれるんですか?

袖山 剛さんのウラバナシ

まず、数式や定理がすごく美しいんですよ。極めてシンプルであり、無駄がない。19世紀後半に数学界隈で無限に関する議論が盛んにされていたのですが、どうも理論間に矛盾があるのではないかと一大騒動になっていました。数学は砂上の楼閣ではないかと。その後、20世紀初頭にゲーデルという天才が第二不完全性定理という数学自身の無矛盾性についての理論を発表しています。これが現代で言うメタ数学という分野で、そこに至る19世紀後半から20世紀前半にかけての議論は非常に面白いので、そこに興味を持ってもらえるといいかなと。あとは数学の魅力は数式の美しさだけではなく、算数的な図形の面白さとかいろいろあるので、そういうのをとっかかりにして見ていくといいと思います。ロジックの積み重ねという意味では、理系も文系もそう変わらないと思うんですよ。方向性が違うだけで。

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