BizteX株式会社
「サッカーでたとえるとリフティング100回できるようになったくらい」元サッカー少年・BizteX嶋田氏がめざす「大人のベンチャー」

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業務自動化システムRPA(Robotic Process Automation)は、それまで人がやっていた作業をロボットに任せることで、作業時間やスピードがぐんと短縮できる。コストも手間も削減できるシステムを、日本で初めてクラウド型でリリースしたBizteXの嶋田光敏代表は、ソフトバンクを経て、40歳で起業した。「社会人経験があるからこそ、厚みのある大人のベンチャーが作れる」と語る。嶋田氏がめざす「大人のベンチャー」とは?

KNOCKS編集部より

2018/05/08
  • 嶋田 光敏SHIMADA MITSUTOSHI
    BizteX株式会社
    代表取締役CEO

    Jフォン株式会社、Vodafone株式会社、ソフトバンク株式会社で通信商材を企業向けに提供する法人事業に約14年従事。営業時代は達成率No,1を獲得、2012-15年の3年間は法人事業の新規プロジェクト、新規事業開発の室長を歴任。法人向け電力小売りPJ、IBM WatsonPJ、法人版Pepper PJなど数多くの事業立ち上げを実施。2015年7月にBizteXを創業する。

「大空翼」が憧れの存在だった

学生時代の夢は、サッカー選手だったんですか?

そうです。小学校から地元香川県でずっとサッカーをしていました。当時『キャプテン翼』が大人気だったので、僕も翼くんに憧れてました。大学は大分だったんですが、体育会系のサッカー部に所属していました。その後、卒業して香川に戻って、社員100名ぐらいのアパレル企業に就職しました。

地元の国体選抜チームに入って、働きながら週3日くらいサッカーの練習をする生活を続けていました。サッカーで生活をする夢をなかなか捨てられなくて、会社を辞めてから1年ぐらい、サッカーのコーチをしていました。ただ、アルバイトみたいなものだったので、生活するのはとても厳しかった。それで、当時のJ-PHONEに転職して、働きながらコーチとプレーヤーを続けることにしたんです。

J-PHONEではどんな仕事を?

入社してすぐにボーダフォンに買収されましたが、携帯電話や通信サービスを企業向けに販売していました。2006年ごろに、全国で達成率ナンバーワンを取りました。その年に今度はソフトバンクに買収されたんですけど、「営業もひと通りやったし、次にもっと大きなマーケットにチャレンジしたい」と思うようになって、東京に異動願いを出しました。それが2007年です。だから、東京に住みはじめて、もう10年が経ちましたね。

ソフトバンクには何年在籍したんですか?

2015年秋までなので、9年ぐらいです。法人営業と企画を担当していました。そのあと退社して「BizteX」を起業しました。最初は今とまったく違うビジネスモデルを考えていましたね。当時、シェアリングエコノミー系のビジネスが流行っていたので、仲間と一緒にそれをやろうと。社名も「スマートシェアリング」という、まったく違う名前でした。だけど、そのときはビジネスモデルをちゃんと構築できなかったし、資金や仲間集めにも苦しみました。

技術力の高いメンバーがあつまった

そこからどうやって、RPAにたどり着いたんですか?

新たにビジネスモデルを考えようとマーケットを調べていたら、ちょうどRPAがリリースされはじめていました。「需要があるんじゃないかな」と思っていろいろヒアリングをしてみると、まさに同じような事業がいくつも立ち上がっていたんです。

ただ、そのほとんどがオンプレミス(自社運用)型で、複雑かつ高価なソフトを大手クライアント向けに開発しているものばかり。これをクラウド型でより簡易にすれば、中堅中小企業にも普及して、結果的に世の中の役に立つのではと考えて、いろいろと練りはじめた感じです。

クラウド型RPAはまだ日本にはほぼないと聞きました。

「BizteX cobit」が国内初ですね。だから最初は、ソフトが開発できる技術者を集めるのが大変でした。エンジニアの袖山剛と知り合ったのは、非常にラッキーでした。彼もちょうどベンチャーをやりたいと思っていたのと、このビジネスモデルが面白そうというのと、あとはチャレンジングで、考え方も似ていたので、うちにジョインしてくれました。

袖山さんの、どんなところに惹かれましたか?

袖山はアドバイザーの岩田真一さん(Atomico東京事務所代表、未来スケープ代表)を介して知り合ったんですけど、岩田さんとほかのエンジニアを含めて何人かで飲んだときに、ジョインしてくれる仲間を見極めたいと事前に岩田さんにお願いしていて、意図的に話題をふってもらったんです。

その中で「CTOってどんなものだと思う?」と聞いてもらったら、袖山が「技術的にしっかりしていること、文化を創ること、自分より優秀なエンジニアを引っ張ってくるのが、CTOの仕事だ」と答えました。それで、翌週にランチしながら「うちに来ないか?」と誘ったんです。RPAについて話したら「面白いですね」と言ってくれた。彼も似たような仕組みを考えたことがあったようで、ピンと来たんだと思います。

そこからBizteX cobitの開発がはじまるわけですね。

知り合ったのがちょうど2017年2月です。そのあと、彼がアリエル・ネットワーク時代の仲間に声を掛けてくれて、エンジニアが4月ぐらいから集まるようになった。そこから開発をはじめて、2017年7月にクローズドβ版をリリースしました。すぐにできる単純な仕組みではないのに、技術力が高いメンバーが集まったことで、一気に作り上げてくれた。

最初は基本的な機能だけだったので、営業には袖山も同行して、クライアントから「こういう機能があったらいい」「こういう素材がいい」をヒアリングして、それを取り入れて、2017年11月に正式版をリリースしました。今も日々新しい機能を追加して、どんどんバージョンアップしています。

「海外進出を本格的にしたい」

クライアントはどんな企業ですか?

主に、人材系やネット広告代理店です。たとえば、これまで8時間かかっていた作業を半分に短縮できるのが、RPAのメリットです。あとはそれまで依頼者の領収書を手入力作業していた弁護士事務所や、入港する船の管理リストを作成する船舶代理店など、業種はいろいろです。

これまでのオンプレミス型RPAは価格面で導入を控えていた企業も多いようですが、BizteX cobitならオンプレミス型の半分以下の価格で導入できるし、操作性もシンプルにしています。クライアントから「使いやすいね」と言ってもらえるのが嬉しいです。

クラウド型RPAには今後、競合が増えるのではないでしょうか?

まだ国内に競合はいません。海外には3、4社あります。良いビジネスモデルだから、真似しようと思う企業はあるでしょう。だから今「クラウドRPA」という言葉の商標登録申請をしています。あとはRPAはこれから、いろいろな製品やサービスに対応する必要があると思うので、そのための技術を真似されないように、うちの精鋭たちががんばっています。

将来的には、紙の申込書を画像認識するとか、多言語化するとか、機能をどんどん広げていこうと思っています。あとはどういう業種でどういうロボットを使っているのかがわかれば、あらかじめ作ったソフトをマーケットプレイス的に販売できます。そのためのデータ蓄積を積極的に進めていきます。

その上で、今後は、海外進出を本格的にしたいと考えています。海外は先進国と新興国でそれぞれ違う需要があって、RPAの市場や生産性は欧米が圧倒的に高い。逆に新興国はRPA市場は薄いながらも人件費が上がりつつあるので、それまで人海戦術でやっていたことができなくなってきている。いずれもマーケットはあるはずなので、英語ができる人が来てくれたらと思います。

採用基準は3つ

スタートアップの面白さはどんなところですか?

ソフトバンク時代も楽しかったけれど、今のほうが100倍ぐらい楽しい。なぜかと言うと僕、ソフトバンク時代にいろいろな事業の立ち上げに関わっていたので、「俺ってイケてるぜ」って思ってたんです(笑)。でも、単に勘違いしてただけです。ソフトバンクという看板があったから、人もお金も顧客もついてきた。いざ独立したら、看板もお金も人もない。全部自分でゼロから作るのは、うまくいかないこともたくさんありました。同時にめっちゃ鍛えられた感じがします。それがスタートアップの面白さだと思います。

スタートアップメンバーは、打たれ強くないといけない?

そうかもしれない。今のBizteXの規模のスタートアップにジョインしたい人は、今だからできることや感じられることがあると思って来てくれたはずです。そういう人と一緒に成長していけたら、すごく嬉しい。

サッカーにたとえると、僕は高校から本格的に練習をはじめたんですが、チームメイトは県内外から集まった優秀なやつばかりでした。ライバルがごろごろいる状態で、最初はリフティングばかりさせられてたんです。だけど、それがまさにスタートアップみたいな感じで、毎日ワクワクしながら練習してました。今はようやくリフティングが100回できるようになったぐらいの成長度だと思います。メンバーもやっとミニゲームができるぐらいの人数。これからもっとチームを強く大きくしていきたい気持ちはあります。

どんな職種を募集していますか?

マーケティングとカスタマーサービスに必要かな。商品を売るのはある程度しっかりしてきたので、その前の段階の導線を作りたい。そうなるとマーケティングとクライアントをフォローしつつ単価を上げていくための人材が必要です。2018年2月からソフトバンクと提携しているんですけど、パートナーセールスも仕掛けていきたい。

採用の基準は3つあって、1つは僕らのビジョンとか事業に共感してくれること。「これは面白い、めっちゃワクワクするから一緒にやりたい」と思ってくれる人がいい。もう1つは僕らが持っていないスキルを持っていること。なぜかというと、思ってもいないスキルの人が参加することで、解決できる課題が広がるからです。そうすると価値提供の幅も広がるという発想ですね。最後はこのチームとカルチャーフィットする人かな。

僕たちはみんな利他的な精神があるし、ベンチャーなので基本的に何でもやらなきゃいけない。だから「俺はこれしかやらない」ではなく、何でも楽しみながらチャレンジしてくれる人がいいですね。

今まで自分がしてきたことがカギに

今後はどんな事業展開を考えてますか?

まずはBizteX cobitの機能強化をしていこうかと。ほかの製品のアイデアもあるんですけど、もうひとつ柱を立ててしまうと、開発リソースも営業リソースもそちらに割かなくてはならなくなるので。それならまずはcobitで一気に世界を狙えるよう、機能を広げていきたい。ゆくゆくはIPOを考えていますが、そのころには社員半分ぐらいが海外ブランチにいたらいいなと思います。

ずっと先を見ながら、ビジネスを考えているんですか?

そうですね。なぜなら孫正義さんが「すべて逆算で考えろ」という人だったからです。僕はソフトバンクにいたころからずっと「いつか起業したい」と考えていたのですが、アカデミアの次に通ったグロービスを卒業したのが40歳です。仲間からも後押しされたので「今やらなかったらもうやらないだろうな」と思い、「エイヤ!」で起業しましたね。

40歳を迎えてからのスタートアップでも、決して遅くないですか?

遅くないと思います。なぜなら社会人をずっとやってきた経験は、生きるから。 袖山も今年40歳ですけど、彼は炎上案件や失敗案件をこなしてきて経験値が高い。良い意味でベテランがそろうと、厚みのある大人のベンチャーができるんじゃないかな。若くて勢いがあることも大事かもしれないけれど、練れた戦い方ができるメンバーがそろえば、大人の勝ち方ができると思うんです。僕たちはその大人の強みを活かそうと思ってます。今までのバックグラウンドが活きる領域であれば、会社員を経験してからのスタートアップは、全然怖くないと思いますよ。

大人のベンチャーを軌道に乗せるコツがあれば、ぜひ教えてください。

自分のやりたいことというか、自分がやるべき事業の領域が何なのか、その設定が大事だと思います。僕は香川から東京に出てきた10年前から、地方と都会のギャップをずっと胸に抱えています。RPAがあれば手作業でやっていたことが自動化され、それが地域間ギャップを埋める要素のひとつになるのではと気づいたんです。

抱えていた課題が、自分が関わる事業によって解決できるかもと感じられることは原動力になるし、先の展開もイメージしやすい。だから、まったく違う領域にいきなり飛び込むのは、正直言って厳しいかもしれません。投資家も「この領域をやると言ってるけど、未経験だし大丈夫かな」という目で見ますので、資金集めも難しくなると思います。過去に手掛けてきた領域とブレがないことが大事かなと、僕もRPAを知ったことでよりそう思うようになりましたね。

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長男が7歳で長女が5歳ですが、2人とも「Nintendo Switch」ばかりやっていて、全然外で遊ばなくなった(苦笑)。なので家に帰って晩ご飯を食べたら、そこから子どもたちと1時間ぐらいゲームしています。あとは、この1年すごく忙しくて体重が3キロ増えてしまったので、毎週土日は走っています。以前は長男が入っているサッカーチームのお父さんコーチもやってましたけど、それは忙しくてできなくなりましたね。

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嶋田 光敏/ 2015年7月/ 11名/ IT・システム関連(クラウドRPA開発・販売)/

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