「エンジニアの給与上昇」「ドローンIPO」「宗教テック」「人類総人事計画」若手起業家たちが考える「Next Big Thing」<IVS潜入レポート>

「Infinity Ventures Summit(IVS)」が2017年12月12日と13日、石川県金沢市で開催された。今回のテーマは「Next Big Thing」。KNOCKS編集部は、IVSの会場に潜入して、CAMPFIRE代表取締役の家入一真さんや、元ミクシィ代表取締役社長の朝倉祐介さんなど、参加した起業家・ベンチャーキャピタリストたちに声をかけて、2018年の「Next Big Thing」を考えてもらった。
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KNOCKS編集部より

「Post-IPO」

元株式会社ミクシィ・朝倉祐介さん

元株式会社ミクシィ・朝倉祐介さん

元株式会社ミクシィ・朝倉祐介さん:上場した企業は、大企業と同じ扱いを受けているが、現実的には、未成熟な会社である状況だ。本来的にさらなる成長に向けた支援が必要だ。『Post-IPO』特有の課題を解決することで、日本のスタートアップエコシステムが発展していく。

「宗教テック」

株式会社CAMPFIRE・家入一真さん

株式会社CAMPFIRE・家入一真さん

株式会社CAMPFIRE・家入一真さんサービスを新しく作るとき、『マズローの欲求5段解説』を意識している。欲求レベルは社会の成熟とともにあがってくる。日本は先端で、『自己実現欲求』までやってきている。もっと豊かになろうとか、モチベーションでがんばれた時代は終わった。目指すべきものがない時代。心を病む人が増えていく。宗教的なものが求められてくる。テクノロジーによってフラットになる中で、仏教の経典がフラットなかたちでシェアされるようになっていく。

「スマートコントラクト tokenize」

D4V・伊藤健吾さん

D4V・伊藤健吾さん

D4V・伊藤健吾さん:2017年は、ICOという言葉が出てきて、ブロックチェーンが注目を集めた。私は商社出身だが、有価証券などのトークン化ができるんじゃないか。商社で言うと、国際物流で欠かせない船荷証券などでそろそろきそうな予感がある。

「中高生向け英語教育」

株式会社スクールウィズ・太田英基さん

株式会社スクールウィズ・太田英基さん

株式会社スクールウィズ・太田英基さん:新しい入試制度に変わっていく中で、英語が一番変化がある。スピーキングとライティングが必須になっていく。中高の英語の先生は対応できていないので、民間の参入で、2018年にはプレイヤーが出揃って、動きがあると注目している。

「想いの可視化と価値化」

エイベックス ベンチャーズ・長田直己さん

エイベックス ベンチャーズ・長田直己さん

エイベックス ベンチャーズ・長田直己さん:トークンセールスやコミニティの意味が価値になっていく。いろいろな想いが、ベンチャーやビジネスとしてかたちになっていく。その想いに対する想いが、数字になることで、価値評価が加わって、独自の経済圏をつくっていく。

「ブロックチェーン」

サイバーエージェント ベンチャーズ・北尾崇さん

サイバーエージェント ベンチャーズ・北尾崇さん

サイバーエージェント ベンチャーズ・北尾崇さん:ブロックチェーンの技術は注目されていたが、2017年はTCOでわかりやすく広がった。もう少し、スタートアップ以外にも広がっていく。

「京大1年生起業」

Skyland Ventures・木下慶彦さん

Skyland Ventures・木下慶彦さん

Skyland Ventures・木下慶彦さん:2018年は東大スタートアップ同様、京大スタートアップに積極投資する。場所と年齢を拡張して可能性を高めることをSVでリードする。

「真のグローバル・サービス」

株式会社Lang-8喜洋洋さん

株式会社Lang-8喜洋洋さん

株式会社Lang-8・喜洋洋さん:英語の意味を調べていると、いつもオレンジ色のサイト(HiNative)がひっかかるようになってくる。1000万UUは絶対にいく。

「ゲームサービス」

株式会社マイネット倉田直樹さん

株式会社マイネット倉田直樹さん

株式会社マイネット・倉田直樹さん:ゲームサービスをもっと広げるためにチーム規模を大きくしたい。(現在の)40タイトルを100タイトルまで増やしていきたい。

「シリアルアントレプレナーブーム」

株式会社WiL・西條晋一さん

株式会社WiL・西條晋一さん

株式会社WiL・西條晋一さん:メルカリなどの成功を見ていると、シリアルアントレプレナーが増えてくる。

「R&D、サービスロボット、特定領域×機械学習」

プライマルキャピタル・佐々木浩史さん

プライマルキャピタル・佐々木浩史さん

プライマルキャピタル・佐々木浩史さん:インターネットをハックするだけじゃなくて、そもそもモノづくりなど、ベースの技術からちゃんとつみあげていくスタートアップがもっと増えていく。そして増えていってほしい。

「労働損失」

株式会社おかん沢木恵太さん

株式会社おかん沢木恵太さん

株式会社おかん・沢木恵太さん:働き方改革といわれているが、まだまだグローバルスタンダードがない。アメリカのほうで、労働損失が最近すすんでいて、統一指標がそろそろできるんじゃないか。

「ミールシェア」

株式会社スペースマーケット・重松大輔さん

株式会社スペースマーケット・重松大輔さん

株式会社スペースマーケット・重松大輔さん:料理得意な人と食べたい人をマッチングするプラットフォームは、人の喜びに直結するので、絶対にくる。

「3社目」

元株式会社ザッパラス・杉山全功さん

元株式会社ザッパラス・杉山全功さん

元株式会社ザッパラス・杉山全功さん:40代で運良く2社IPOできた。今50代で、3社目に挑戦したい。

「シゴト楽しく」

有限会社スダックス・須田 仁之さん

有限会社スダックス・須田 仁之さん

有限会社スダックス・須田 仁之さん:仕事を楽しみたい。

「Post VC」

インフィニティ・ベンチャーズLLP・田中章雄さん

インフィニティ・ベンチャーズLLP・田中章雄さん

インフィニティ・ベンチャーズLLP・田中章雄さん:今までと違うVCの投資が増えてくる。その中の多くは、日本でも始まっている元起業家エンジェルネットワークの規模が大きくなってきている。今までのアーリーステージのVCの肩代わりになっている。VCじゃない資金調達が増えてくる。多数ある選択肢の一つになってしまうので、VCも価値を出していかないといけない。

「ドローンIPO」

個人投資家・千葉功太郎さん</p></

個人投資家・千葉功太郎さん

個人投資家・千葉功太郎さん:初めてのドローン銘柄のIPOが出てくる。もしかしたら、複数出てくるかもしれない。業界にとっては大いなる第一歩だろう。

「信用経済」

株式会社グッドパッチ:土屋尚史さん

株式会社グッドパッチ:土屋尚史さん

株式会社グッドパッチ:土屋尚史さん:中国では、信用の可視化がされていて、サービスの割引率がかわったり、審査なしでサービスを提供できたりする動きが広がっている。信用をどう可視化するかは、日本でも今後、間違いなく来る領域だ。

「社会のデータ化」

  GREE Ventures・堤達生さん

GREE Ventures・堤達生さん

GREE Ventures・堤達生さん:世の中にある情報で、データになっているものはまだまだ少ない。どんどんデータにして、どう加工・分析して、価値のあるものに変えていくか。大きなテーマとしてあり、データを集めて、そのデータを加工・分析できる会社に投資していきたい。

「人と金の流動化」

ユナイテッド株式会社 手嶋浩己さん

ユナイテッド株式会社 手嶋浩己さん

ユナイテッド株式会社 手嶋浩己さん:2018年は労働市場とお金の市場が流動化して、いろいろなサービスが出る中で、働き方やお金の支払い方・もらい方を選べるようになってくる。

「人類総人事計画」

株式会社SCOUTER・中嶋汰朗さん

株式会社SCOUTER・中嶋汰朗さん

株式会社SCOUTER・中嶋汰朗さん:副業でヘッドハンター・エージェントになれるサービスを運営している。大企業の副業解禁の波にあわせて、企業単位でスカウターになってもらうところをすすめていきたい。世の中をアップデートしていきたい。

「摘発されない」

チケットストリート株式会社・西山圭さん

チケットストリート株式会社・西山圭さん

チケットストリート株式会社・西山圭さん:法を守ってビジネスをしていきたい。

「群馬」

500 Startups Japan・東野万美さん

500 Startups Japan・東野万美さん

500 Startups Japan・東野万美さん:地元群馬県で挑戦したい。

「Saas」

Repro株式会社・平田祐介さん

Repro株式会社・平田祐介さん

Repro株式会社・平田祐介さん:今後5年間くらいで、すべてのビジネスモデルがサブスクリプション化する。スタートアップとしては盛り上がってる。2018年あたり、Saas型ビジネスモデルがあがってくる。

「高校生のインフラメディア」

スタディプラス株式会社・廣瀬高志さん

スタディプラス株式会社・廣瀬高志さん

スタディプラス株式会社・廣瀬高志さん:高校生向けのメディア・コンテンツがあまりない。スタディプラスの中で、進路や勉強法、合格体験など、そういう状況が定期的に更新されていて見られるメディアを立ち上げる。

「エンジニアの給与上昇」

株式会社scouty(スカウティ)・二井雄大さん

株式会社scouty(スカウティ)・二井雄大さん

株式会社scouty・二井雄大さん:AI、ブロックチェーン、VRという人数が少ない領域で、エンジニアの採用ニーズがあがっている。

「広告サバイバル」

株式会社フリークアウト・本田謙さん

株式会社フリークアウト・本田謙さん

株式会社フリークアウト・本田謙さん:アマゾンが本格的に広告に進出していくる中で、グーグル、フェイスブックにつぐ巨大なプラットフォームに負けるのか、それともアップルみたいに、いまいちネット広告がうまくいかない会社なのか、注目している。楽天やヤフーショッピングなどが巻き込まれていく。

「CVCの増加」

個人投資家・三木寛文さん

個人投資家・三木寛文さん

個人投資家・三木寛文さん:一昨年から事業会社ベンチャーとの提携・買収に積極的な姿勢が見られ、オープン・イノベーションの波を感じている。オープン・イノベーションの加速・活用が上手な企業が目立ってくるのではと考えている。

「福岡で起業家が激増」

F Ventures LLP・両角将太さん

F Ventures LLP・両角将太さん

F Ventures LLP・両角将太さん:東京とくらべるとベンチャーがまだ福岡は少ない。投資も活発化して、起業も増えていく傾向が高まっている。

「割賦」

株式会社カンム・八巻渉さん

株式会社カンム・八巻渉さん

株式会社カンム・八巻渉さん:商品を分割して買うという、古き良きレンディングの割賦がくる。お金がないけれど、欲しいものは欲しいという層が出てきている。ちゃんと分割して払える仕組みがくる。

「ゲノム医療の社会実装」

アメリエフ株式会社・山口昌雄さん

アメリエフ株式会社・山口昌雄さん

アメリエフ株式会社・山口昌雄:ゲノム医療が社会実装されて、ガンの患者が、最適なゲノム情報に基づいた医療に享受できる。

「ペライチ」

株式会社ペライチ・山下翔一さん

株式会社ペライチ・山下翔一さん

株式会社ペライチ・山下翔一さん:2018年中に20万ユーザーに到達すると思われる。

「コンテンツ産業をテクノロジーで変える」

ビットスター株式会社・渡邉拓さん

ビットスター株式会社・渡邉拓さん

ビットスター株式会社・渡邉拓さん:コンテンツ産業は巨大だが、非常にアナログで縦割りな業界なので、テクノロジー・データドリブンを駆使して、この業界を変えていきたい。